ひだまりのけい
陽だまりの景
ニホンイシガメは日本固有種で川や池などの水辺で見られる水棲ガメです。食性は雑食で、エサとなるものは魚類、カエルや昆虫、エビ・カニなどの甲殻類など様々です。水田付近の陸地でもよく見られ、トマトやヤマモモのような陸上の果実も食べることもあります。二ホンイシガメの生息数は全国的に減少傾向にありますが、四国では本種の生息に適した水辺や里山環境がまだ残されています。晴れた暖かい日には、陸場や川辺にある岩の上で日向ぼっこ(甲羅干し)をする姿がよく見られます。甲羅干しには、体温の調整を始め、日光に含まれる紫外線からビタミンの合成促進、皮膚に付着した寄生虫や菌類を駆除するなど、様々な役割があります。
この景で見られる生きもの
展示生物は予告なく変更する場合があります