伝説の四国水景
ストーリー
Story
浦島太郎が旅した龍宮城、四国の地(香川県三豊市)にも、浦島太郎の言い伝えがある。
また、各地の海を司る神の宮(神社や寺院)には、
建立の由来を説いた物語に、龍宮が登場するものも少なくない。
仏陀をあらわす梵字(インドの古代語)は、この「龍宮」から持ち帰ったとされる逸話も残っている。
そして、それは讃岐の郷土が生んだ偉人、弘法大師・空海により各地に広められ、
四国八十八ケ所霊場に今も受け継がれている。
悠久の時を経て、伝説の四国水景「龍宮の景」が四国水族館に現れる。
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- ZONE.1
- 海への誘い
ウミガメに導かれ、これから始まる海の世界へのプロローグ。龍宮への誘いを、仏師・仏絵師 松久佳遊氏による優しくダイナミックな作品、香りや照明演出などにより表現しています。
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- ZONE.2
- 龍宮への回廊
書家 柏木白光氏による薬師経に包まれた神聖な空間。経典で描かれた墨絵、そこに浮かび上がる守護仏の梵字。四国にまつわる神々と四国八十八ヶ所霊場。神と仏の融合による特別なエネルギーを感じながら回廊は龍宮殿へと向かいます。
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- ZONE.3
- 龍宮殿
切り絵作家 酒井敦美氏による彩り豊かな光の切り絵により、煌びやかで神秘的な龍宮の水中世界を表現しています。奥には、龍宮門がそびえ立ち、乙姫の気配を感じる空間です。
アーティストのご紹介
Artist introduction
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仏師・仏絵師 松久 佳遊 まつひさ かゆう
仏像彫刻、仏画、截金、それぞれの分野での後継者の育成と、集団による多様な仏像制作を目指し、1962年、「京都仏像彫刻研究所」が松久朋琳と宗琳によって発足。その宗琳の次女として生まれる。1992年、宗琳の没後に「大佛師松久宗琳佛所」と改称、松久宗琳佛所所長に就任。姉の松久真や(截金彩師)とともに、朋琳と宗琳の遺志を継ぎ、十数名の仏師の修業をはじめ、全国各地の寺院に奉納する仏像の造立に従事。これまでに、100名を越える弟子たちが、仏師、仏絵師、截金師として全国で活躍。
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書道 柏木 白光 かしわぎ びゃっこう
書道家の三代目として、5歳から書の道に入る。1988年、史上最年少で毎日女流展グランプリ受賞、審査員に就任。ネパールでサンスクリット文字を学ぶなど海外での文字研究を通じ、世界の文字の精神性、宗教性を学ぶ。その後、日本、そして海外の聖地を巡り、その場所場所で土地のエネルギーを受けながら独特の墨アート作品を創作。また、音楽家とのジョイントで書を揮毫するという公演も多く、国内では、シンセサイザー奏者・喜多郎や笛奏者・籐舎名生らミュージシャンと共演。ハワイ、ロサンゼルス、パリなど海外公演も多数。2009年から、熊野古道をテーマに聖地を巡り、日本の伝統、精神性を表現した創作活動を行っている。伊勢神宮、明治神宮、東大寺など多数の神社や仏閣に作品を奉納している。
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光の切り絵作家 酒井 敦美 さかい あつみ
幼い頃から、お絵かきや工作が大好きで、その感覚のまま今も創作を楽しみ取り組んでいる。大学卒業後、舞台美術としての影絵(切り絵)の制作に10年取り組み、その中で、"光"と" 切り絵"とを組み合わせた表現に没頭し、様々な光の切り絵を見つける。作品には、「一画二驚(いちがにきょう)」と名付けた、一枚の絵が光の当て方で2つの表情に変化する切り絵や、動きとストーリーを加えた絵本のような映像作品「うごく絵本」。また、砂浜や雪原やお城などの光の切り絵をキャンパスに投影し、色鮮やかな世界に染め上げる「幻灯空間」などがあり、独自性が高い作品を数多く発表している。
協力アーティスト
Cooperating artists
- 光の切り絵 楽曲: 池田 綾子
- 香り演出: 和泉 侃
企画協力
Planning cooperation
「龍宮の景」に展示しております作品「同行二人~四国八十八ヶ所霊場~」中の
〝同行 ( どうぎょう )二人 ( ににん )〝の文字は、
四国八十八ヶ所霊場会大林会長より御献言を頂戴し、書家 柏木白光氏が揮毫。
また、各寺院ご本尊様の梵字照合は、四国八十八ヶ所霊場寺院にご協力頂きました。
なお、同作品は、弘法大師・空海ゆかりの善通寺並びに
四国八十八ヶ所霊場会のご協力を得て、同寺境内で制作されました。
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龍宮の宴
アートワークや龍宮玉手箱など、さまざまな体験をお楽しみいただけます。
その他の展示
Other exhibits