サンショウウオについてもっと知ろう! 「四国のサンショウウオ展」開催 期間:2024/12/24(火)~2025/2/28(金)
2024年12月24日(火)~2025年2月28日(金)の期間、「四国のサンショウウオ展」を開催します。
セトウチサンショウウオ
トサシミズサンショウウオ
本企画展では、四国で見られるサンショウウオとして、セトウチサンショウウオとトサシミズサンショウウオを展示します。当館初展示となるセトウチサンショウウオは、香川県立五色台少年自然センター(所在地:高松市生島町423)および環境省四国事務所に協力いただき、同センターの飼育個体を出張展示していただく事となりました。
生体展示だけではなく、サンショウウオの生態や、サンショウウオがおかれている危機的な状況などについて、パネルで分かりやすく紹介します。
また、期間中は、香川県立五色台少年自然センターの職員の方をお招きし、サンショウウオについて熱く語る「ゲリラ解説」も実施する予定です。ゲリラ解説については日時が決まり次第HPやSNSでお知らせします。
サンショウウオの愛くるしい姿を見て、彼らを守っていくために何ができるのか、是非一緒に考えてみませんか。
【四国のサンショウウオ展】
期間:2024年12月24日(火)~2025年2月28日(金)
場所:本館棟2階 スロープ横
展示種:セトウチサンショウウオ、トサシミズサンショウウオ
協力:環境省四国事務所、香川県立五色台少年自然センター
※トサシミズサンショウウオは5月頃まで展示予定です。
※生きものの状況により、予告なく展示を終了する場合があります。
【セトウチサンショウウオ】
学名:Hynobius Setouchi
サンショウウオ目サンショウウオ科。体長は約9~11cm。止水性のサンショウウオで、低地から丘陵にある湧水や水田の周囲にある二次林や竹林・草原などに生息する。背面の色彩は緑褐色や淡灰褐色・暗褐色で、褐色の斑点が入る個体が多い。単独で生活し、主に夜行性。本種はかつてカスミサンショウウオとされていたが、2019年に新種として記載された。香川県の絶滅危惧Ⅱ類に指定されている。
【トサシミズサンショウウオ】
学名:Hynobius tosashimizuensis
サンショウウオ目サンショウウオ科。体長は約10~14cm。止水性のサンショウウオで、丘陵地や低山、雑木林の池や、流れの緩やかな小川に生息する。体色は黄褐色~褐色で、幼生のころは止水性サンショウウオの特徴であるバランサーを持つ。1972年に発見され、当初は九州に生息する『オオイタサンショウウオ』と考えられていたが、研究や調査に基づき、2018年に別種として新種認定された。高知県土佐清水市のみに生息し、市の天然記念物に指定されている