2025.06.20

NPO法人黒潮実感センター連携事業アオリイカの卵と稚イカを展示しています

四国水族館は、昨年に引き続き2025年6月19日（木）から本館棟1階太平洋ゾーン流れ藻の景でアオリイカの卵と稚イカの展示を開始いたしました。

NPO法人黒潮実感センター（理事長：神田優所在地：高知県幡多郡大月町柏島1番地）との連携事業として、5月に間伐材を使ったアオリイカの産卵床を海に設置しました。今回展示するのは、設置した産卵床に産み付けられた卵の一部を採集してきたものです。

NPO法人黒潮実感センターでは、持続可能な里海づくりのモデルとして、地元の小学と共にアオリイカの産卵床を海に沈め、磯焼けの影響で卵を産む藻場が少なくなり、数が減ってきているアオリイカの保全に取り組んでいます。

黒潮実感センターの取り組みを知っていただくと共に、卵から孵化し、成長していくアオリイカの様子をぜひご覧ください。

卵と稚イカの展示の様子

アオリイカの卵と稚イカ展示について

展示開始日：2025年6月19日（木）

展示場所：本館棟1階　太平洋ゾーン　流れ藻の景

※生きものの状況により予告なく展示を変更または終了することがあります。

【アオリイカ】

学名：Sepioteuthis lessoniana

分類：軟体動物門頭足綱鞘形亜綱十脚形上目ツツイカ目閉眼亜目ヤリイカ科アオリイカ属

最大全長40ｃｍ。北海道南部以南の日本各地沿岸・東南アジア沿岸・オーストラリア北部沿岸に分布。胴体の周囲に大型の鰭があり、それが「泥障（あおり）」のように見えることからアオリイカと名前が付いた。泥障とは馬具の鞍一部で泥が跳ね衣服を汚さないようにするもの。産卵期は４月から９月。海藻に卵を植え付けることから、高知県では「モイカ（藻いか）」と呼ばれる。寿命は１年と短い。