オリジナルスタンプブックをリニューアル 『しゅこくんと学ぶ いきものスタンプブック』 新デザインは衆鱗図(しゅうりんず)
四国水族館は、2023年7月1日(土)からオリジナルスタンプブックをリニューアルして販売します。
新デザインのスタンプブック(イメージ)
3周年を記念してリニューアルした新しいスタンプブックのタイトルは『しゅこくんと学ぶ いきものスタンプブック』です。ネックストラップ付きの冊子で、衆鱗図に描かれた生きものを手がかりに館内5カ所をめぐってスタンプを集める内容です。当館の宣伝隊長「しゅこくん」がスタンプの生きものについてコメントしていますのでお子様にも分かりやすく、楽しく学べる1冊です。
当館2階屋外のせとうちデッキには、衆鱗図の中から四国周辺に暮らす生きものを中心に抜粋したレプリカを展示しています。江戸時代の絵師たちが描いた超リアルな博物図と実際の生きものたちとを、じっくりと見比べながらスタンプを集めてみてはいかがでしょうか。
【しゅこくんと学ぶ いきものスタンプブックについて】
衆鱗図に描かれた生きものを手がかりに館内5カ所を巡ってスタンプを集めます。各スタンプにはキーワードが記されており、5つのキーワードを集めると、ある言葉に。インフォメーションでキーワードを言うと「しゅこくん」シールをプレゼントします。オリジナルデザインのネックストラップ付き。
- 販売開始日:2023年7月1日(土)
- 販売場所:イルカ棟1階インフォメーション
- 価格:1冊500円(税込) ※別途入館料が必要
- 仕様:A6サイズ 14頁(ネックストラップ付き)
- 対象:どなたでも(小学1年生以上を推奨)
- コンプリート特典:しゅこくんシール(横5cm×縦7.5cm)
【衆鱗図】
高松藩五代藩主松平頼恭公の命により18世紀中期に制作された本格的水生動物図鑑。(高松松平家歴史資料、香川県立ミュージアム所蔵、香川県指定有形文化財)全4帖723図からなる「衆鱗図」は、鳥類を描いた「衆禽画譜」2帖、植物を描いた「写生画帖」3帖「衆芳画譜」4帖とあわせて「博物図譜」を構成している。全図にわたって精巧な技術により高度な精密さで描かれているのが高松松平家の「博物図譜」の特徴であるが、中でも「衆鱗図」は対象動物の光沢や質感を表しながら、立体感をもたせている点で特に優れた表現がなされている。
制作には讃岐出身の科学者平賀源内の関連も指摘されており、当時の知識と技術を終結した本作品は、博物図としてのみならず、美術工芸品、歴史資料としても高く評価されている。
当館の衆鱗図を描いた壁面図(レプリカ)では、衆鱗図の中から四国およびその周辺に暮らす水生生物を中心に抜粋して展示している。
本館棟2階 瀬戸内デッキにある衆鱗図のレプリカ