高知県土佐清水市の天然記念物 トサシミズサンショウウオを展示します
四国水族館は、2023年12月23日(土)から、トサシミズサンショウウオの展示を開始します。
トサシミズサンショウウオ
今回は、生息域外保全を目的として、わんぱーくこうちアニマルランド(所在地:高知県高知市桟橋通6丁目9番1号)から譲り受けた個体を展示することとなりました。
トサシミズサンショウウオは、高知県土佐清水市の一部でのみ生息が確認されており、高知県土佐清水市の天然記念物に指定されているサンショウウオの仲間です。また生息地が限られていることから絶滅が心配され、現在、わんぱーくこうちアニマルランドを中心に飼育繁殖、普及啓発などの生息域外保全および、生息地における人工的な産卵場や池の整備、モニタリングなどの生息域内保全が行われています。
トサシミズサンショウウオの生態や、現状についての解説ボードも設置しますのでぜひご覧ください。
【トサシミズサンショウウオの展示について】
展示期間:2023年12月23日(土)~当面の間
展示場所:本館棟2階 スロープ横
【トサシミズサンショウウオ】
学名:Hynobius tosashimizuensis
サンショウウオ目サンショウウオ科。体長は約10~14cm。止水性のサンショウウオで、丘陵地や低山、雑木林の池や、流れの緩やかな小川に生息する。体色は黄褐色~褐色で、幼生のころは止水性サンショウウオの特徴であるバランサーを持つ。1972年に発見され、当初は九州に生息する『オオイタサンショウウオ』と考えられていたが、研究や調査に基づき、2018年に別種として新種認定された。高知県土佐清水市のみに生息し、市の天然記念物に指定されている。