アオリイカの卵と稚イカを展示しています
四国水族館は、2024年7月3日(水)から本館棟1階 流れ藻の景でアオリイカの卵と生まれたばかりの稚イカを展示しています。 今回展示するアオリイカの卵は、NPO 法人黒潮実感センター(センター長:神田 優 所在地:高知県幡多郡大月町柏島 1 番地)のご協力のもと、当館の飼育スタッフが実際に海に潜って採集してきたものです。
アオリイカの卵
NPO法人黒潮実感センターでは、持続可能な里海づくりのモデルとして、地元の小学生(大月小学校)と共にアオリイカの産卵床を海に沈め、磯焼けの影響で卵を産む藻場が少なくなり、数が減ってきているアオリイカの保全に取り組んでいます。人の手で沈めた産卵床に実際に産み付けられた卵を6月中旬に採集してきました。
生まれたばかりの稚イカ
黒潮実感センターの取り組みを知っていただくと共に、卵から孵化し、成長していくアオリイカの様子をぜひご覧ください。
アオリイカの卵と稚イカ展示について
展示開始日:2024年7月3日(水)~
展示場所:本館棟1階 流れ藻の景
展示種:アオリイカ
※生きものの状態により予告なく展示を終了する場合があります。
アオリイカ
学名:Sepioteuthis lessoniana
分類:軟体動物門頭足綱鞘形亜綱十脚形上目ツツイカ目閉眼亜目ヤリイカ科アオリイカ属
最大全長40cm。北海道南部以南の日本各地沿岸・東南アジア沿岸・オーストラリア北部沿岸に分布。
胴体の周囲に大型の鰭があり、それが「泥障(あおり)」のように見えることからアオリイカと名前が付いた。泥障とは馬具の鞍一部で泥が跳ね衣服を汚さないようにするもの。産卵期は4月から9月。海藻に卵を植え付けることから、高知県では「モイカ(藻いか)」と呼ばれる。寿命は1年と短い。